専門修理品目

ディーゼル燃料噴射ポンプ

自動車・建設機械・発電機・船用

ディーゼルエンジンの心臓部とも言えるのが噴射ポンプです。
ディーゼルエンジンの進化はこの燃料噴射装置の開発の歴史でもあります。
当社は創業以来この燃料噴射ポンプに専門メンテナンス業者として深く関わり、共にあゆんできました。

ディーゼルエンジンはトラックやバスはもちろん、建設機械や船舶のエンジン、非常用発電機など、その用途は様々です。

「技術で世界に奉仕する」を社是にする当社はそのような産業や生活を支える大切な動力を高い水準で再生させることを使命と考えています。そのために最新のコモンレールシステムのサプライポンプから、今なお使われているVEポンプ、列型ポンプ、PFRポンプまで全て対応出来るように、デンソーポンプ修理技術有資格者が21名(2017年9月現在)在籍しています。

●点検・整備時期の目安・・・乗用車10万km・小中型車20万km・大型車で30~50万km

コモンレールシステム

コモンレールシステムとは、サプライポンプで超高圧化された燃料がレールと呼ばれる畜圧室に蓄えられ、コンピューターの指示により、インジェクターから燃焼室に噴射される燃料噴射システムです。高圧燃料をレールに蓄えられることによって、燃料の超高圧化だけでなく、エンジンの回転速度に依存せず噴射圧力と噴射時期を制御出来ます。超高圧化(従来の10倍程度)する事により、完全燃焼し、NOx・PMを大幅に低減します。 また2013年にそれまでの2,000気圧から最大2500気圧(250MPa)の燃料噴射圧力を可能にした第4世代コモンレールシステムが発表され以降、実装されています。

当社では次世代コモンレールシステムにも対応するようデンソー製サプライポンプ修理認定者8名在籍の確かな整備技術と、最新鋭設備や2重ドアの加圧室クリーンルームをはじめとする清潔で徹底整理された作業場環境を整えています。

乗用車・小型商用車用

サプライポンプ

サプライポンプ

ソレノイドインジェクタ

ソレノイドインジェクタ

ピエゾインジェクタ

ピエゾインジェクタ

レール

レール

エンジンECU

エンジンECU

EDU

EDU

レール圧センサ

レール圧センサ

中型車・大型商用車用

中型商用車用サプライポンプ

中型商用車用
サプライポンプ

大型商用車用サプライポンプ

大型商用車用
サプライポンプ

ソレノイドインジェクタ

ソレノイドインジェクタ

レール

レール

エンジンECU

エンジンECU

列型燃料噴射ポンプ

代表的な従来型ポンプ形体で列型ポンプと言われています。主要構成としてタイマ、ポンプ、ガバナ、フィードポンプの4構成で成っており、タイマとガバナがポンプを制御しています。エンジンの気筒数分だけプランジャがあり、エンジンと同調して各気筒に高圧燃料油を注入します。現在ではタイマとガバナは電子制御化され、より細かな噴射精度と高圧化になっています。

分配型噴射ポンプ

列型と違い1本のプランジャが回転しながら各気筒に高圧燃料油を分配する仕組になっているポンプです。タイマ・ポンプ・ガバナ・フィードポンプが一体構成されており、小型・軽量で高速化にも対応しています。小型乗用車から中型トラックや建機等、幅広く採用されました。現在は電子化され、静粛性と燃費向上を高まっています。

単気筒型噴射ポンプ

一般に小型の農業用機械、船舶、産業機械用エンジンは小型・軽量で構造が簡単、取扱いが容易なことが要求されています。
これらのエンジンに搭載される噴射ポンプは、自動車用や大型産機用エンジンに搭載されている列型ポンプから、燃料加圧機構のみを独立させた型式のポンプで、加圧機構を駆動するカムシャフトやガバナ、フィード、ポンプ等その他の付属装置をエンジン側に設ける構造になっているのがPF、PFR型噴射ポンプです。

空気倍力装置

ブレーキ系統作動不良やエアー漏れの原因は当装置の部品が劣化している可能性があります。

●点検・整備時期の目安・・・走行距離20万km毎又は3年周期
●空気倍力装置関係箇所・・・エアーマスター・ハイドロマスター・マスターバック・クラッチブースター・パワーシフト・ブレーキブースター・エャードライヤー 等

油圧倍力装置

ハンドルが取られたり、油が滲むなどの原因は、当装置の部品が劣化している可能性があります。

●点検・整備時期の目安・・・走行距離20万km毎又は3年周期
●油圧倍力装置関係箇所・・・パワーステァリング・ラック&ピニオン・オイルポンプ・ギャーボックス・チルトシリンダー 等

過給機排ガス浄化装置

強制燃焼要求タイミングが早い場合はDPRマフラーの詰まりが原因の可能性が高く、清掃することで解決します。

・DPRマフラーはアッシュ(ススや燃え残りの灰や硫酸灰分)が必ず堆積するため清掃が必要です。
・フィルターの詰まりには走行距離に関係なく少ない距離でも詰まります。
・DPRマフラーの詰まりやアッシュが多いと他の不具合の原因となり、修理費用が高額になります。

●点検・整備時期の目安・・・走行距離15~20万km毎又は3年周期
●排ガス浄化装置関係箇所・・・ターボチャージャー・DPRマフラー・EGRクーラー等

修理品目一覧

修理品目 関係製品
ディーゼル燃料噴射ポンプ コモンレールシステム サプライポンプ・ソレノイドインジェクタ・ピエゾインジェクタ・レール・エンジンECU・EDU・レール圧センサ
列型ポンプ・ノズル・ノズルホルダ 列型燃料噴射ポンプ(NB型)・ノズル&ノズルホルダ(DN-P型)・ノズル&ノズルホルダ(DLL-P型)
エンジン始動補助製品 セラミックグロープラグ・インテークヒータ
吸気系製品 吸気温センサ・電子スロットルボデー
排気系製品 DCモータ式EGRバルブ・EGRガス温度センサ・排気温度センサ・DPNR用DPF基材・排気ガス差圧センサ
空気倍力装置 エアーマスター・ハイドロマスター・マスターバック・クラッチブースター・パワーシフト・ブレーキブースター・エャードライヤー等
油圧倍力装置 パワーステァリング・ラック&ピニオン・オイルポンプ・ギャーボックス・チルトシリンダー 等
過給機排ガス浄化装置 ターボチャージャー・EGRクーラー洗浄・DPR触媒等
自動車分解整備(自動車分解整備認証工場)

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主としてディーゼル車電子システム診断及び修理・各種車両販売・ETCセットアップ店・ETC2.0(DSRC)セットアップ店・自動車リサイクルシステム事業者登録店